あまりに近い! 本州と九州
先日久しぶりに関門海峡を渡った。初めて訪れる人は、手にとるように近い本州と九州の距離に、まず驚くであろう。狭い所ではわずか700mにも足らない関門海峡は、言わずと知れた源平合戦壇ノ浦の戦いの舞台で、潮流の変化が激しく、そのことが源平合戦の勝敗に影響したともいわれている。
果たして眼前の潮の流れは確かに激しそうに思える。
この海峡を眺めていると、古来より海上交通の要所であるということが、不思議と実感できる。太平洋戦争末期には5000発の機雷が米軍によって設置されたという。図らずも今日、発見された機雷が爆破処理されたとのニュースがあった。
この海峡は戦いの歴史なのである。ところで、武蔵と小次郎の決闘で有名な巌流島もこの海峡域にある。
写真:本州下関側から北九州市を望む