泉水の瓶には大賀ハスと記されている。大賀ハスというのは東京大学の大賀一郎教授が1951年に弥生時代の地層から蓮の実を発見し、発芽、開花を成功させ、その種子が全国に広がったらしい。会社の近くの墓地に咲くこの蓮の先祖は約2000年もの間、地中で生きていたわけである。
蓮は、最初の開花から4日間花びらの開閉を繰り返した後花びらを散らし、花托となり花弁を散らして果托に変化する。この間わずか1週間ほどである。
ところで、マカオの区旗にはマカオの地形に由来する蓮の花が美しくデザインされている。
ベトナム、インド、スリランカの国花は蓮で、宗教的な意味合いは勿論だが、東洋のこれらの地域がは水と深い関係があることを連想させてくれる。